下北半島の恋

東京の知り合いミュージシャンたちが集って

福島の祭りに参加したあと

俺と健吾とのえは、健吾の元彼女を頼って青森を目指した

俺と健吾は金を持っていなかったのでのえの財布に頼った

のえは少し不満そうであったが、それでも一緒に旅を続けたかったのだと思う

たぶん、のえは俺のことが好きだった

新宿や高円寺の路上で歌っている仲間で、みんな二十歳そこそこでみんな仕事をしていなかった

手動で扉を閉めるような列車を乗継、下北半島にある田名部を目指した

 

みどりは、最初俺を生意気そうな若造だと思ったと言っていた

俺たちは空き地にミステリーサークルを作ってUFOを呼ぼうとか酔っ払っている楽しい集団だった

みどりが次の日仕事に行った時、俺は顔の産毛を綺麗に剃った

その夜俺がみどりが散歩していると時、救急車の音が聞こえた

のえが酔っ払いすぎて路上で寝ていたので誰か住民の人が呼んだらしかった

のえは、東京なら道で寝てても救急車なんか呼ばれないのに!というふうに逆切れしていた

たぶん俺に対しても怒っていた

俺はみどりと恋に落ち、のえはどこかにいなくなっていた

健吾が隣の部屋で寝たふりをしてくれていたので俺はみどりとからみあった

それまで俺は、SEXを怖いことだと思っていた

それまで俺は女性器を恐ろしいものだと感じていた

それまで俺は挿入の仕方を分かっていなかった

 

次の日俺と健吾は田名部を探検した

2mくらいある草むらを走り回ったり、防波堤で「リーチ!」とか「ツモ!」と言ってそのこだまを楽しんだ

その夜も俺はみどりと寝た 健吾はまた寝たふりをしていてくれのだろう

昨日とは違い俺が抱きしめてあげた

俺と健吾は明日帰る予定だった

 

翌日俺と健吾はみどりに50円もらい、うまい棒を5本買ったあとヒッチハイクで東京まで帰った