ネットゲームの幹部
遠足で何かあったのか
子どもが号泣している
何があったのかと聞いても何も話さない
俺に話しても解決にならないって知ってるからだろうか
ネットゲームの幹部
処方箋を見てアルコールと混ぜないでくださいと書いてあり混ぜる
子どもは俺と遊んでほしそうにしている
でも俺はネットゲームをしている
誰かがgoogleで検索して
お前のお父さんは頭がおかしいと言われていじめられないようにしなくては
本名を消すか
本名のままちゃんと社会でのしあがるか
今はあまり自信がない
家族を持ってからたくさんうそをつくようになった
守るものがあると、一匹狼の姿勢は変になる
けれども自分に嘘をついてごまかして生き
変な姿勢をし続けた者だけが到達できる場所はある
入学の手続きに
息子が通う小学校に行った
校門の前に畑が広がっていてトラクターが止めてあった
東京23区ギリギリのはずれ
この辺りは地元の農家の無人販売なんかがまだ生きてて
性善説が信じられている
知り合いと友達は何が違うのか
友達は性格につきあってくれるということではないか
性格は生きている限り普遍であり変えることができない
努力してどうにもならない時、そばにいる人は友達だ
そういうわけで友達とは努力して作るものではない
街で自分の子どもに「邪魔」だというお母さんが結構いる
「そこにいたら邪魔でしょ!」とか
「うろうろしないで!」
「危ないから動かないで!」
母は強しというが 恥に弱すぎるのではないか
ライブハウスや美術館でも
子どもは静かにしなくてはならないだろうか
子どもたちは見抜いているのではないか
アートを観るときに深そうなポーズをとる大人たちが滑稽であると。
詩は芸術の王である
だがその玉座に誰かが座っているということはほとんどない
壮大な喩え話を手に入れるのは、ある種の狂気だ
たまに家族をみて
このずっと俺のそばにいるこの人達は一体なんだろうかと思う
遺伝子を組み替えてすむ問題も有るだろう
でも人は遺伝子より尊いんだよ
幸せの黄色いリボン
http://www.youtube.com/watch?v=45WsiKKWGP0&list=FLAL5w9DJ7j-NxXUWKDQPa7Q
すごい美しいメロディと展開
次はこれカバーしたい
カバーしたいと思える曲が世界にあるうちは俺は生きていける
無善寺のマスターはオリジナルを歌えといったけれどそれだけは違うと思う
俺はメロディーが好きだ
誰が作ったかなんてどうでもいい
隣のおっちゃんに引っ越しを伝えた
隣のおっちゃんは朝ゲートボールをしててたまに駅前の中国残留孤児が中国将棋をしているたまり場にいて
発泡酒をケースで買う 足が悪いのでそれを重そうに運ぶ
たまに何故かお台場に遊びに行ったりする
おっちゃんの玄関のノブにコロポックルみたいな木彫の人形がかけてあって
たまにベランダで電気ノコギリで木を切ってる
俺が大声で歌を歌っても何も言わず
うちの亀がベランダづたいに逃げた時に保護してくれた
公園で知らない子どもにノックをしていたおっちゃん
子どもは早くやめたそうだった
立ち話をすると終わらないので 切り上げるのに苦労する
田舎から大量に来た野菜をおすそわけしたらフルーツの盛り合わせをお返ししてくれて、無理させてしまったなと思った
つばきの油で包丁をといでくれたおっちゃん
おっちゃん、ありがとう。